2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

戯画「パルフェ」プレイ日記23 里伽子2

さて、里伽子ルートの第2クォーターです。
里伽子の計画通り軌道に乗り始めるファミーユの様子を御覧ください。

○11/4 第2クォータープロローグ
出勤した由飛が眠ってる仁と、仁を抱きしめて眠ってる恵麻を見つけて叫び声を上げる。
かすり「ネズミでも出た?」
キッチンの担当者として、その発言はどうなんだよ、おい。ま、ネズミっていうよりは泥棒猫だけどな!!(ギャグです。



「て、ててて…店長、同衾~!?」
「は、離れてくださいっ!不潔ですっ」
恵麻と仁の様子を見た由飛の反応。えらく古風な表現だな、おい。っていうか、由飛はその辺の風紀にうるさいキャラではあるまいに。

恵麻が戻ってきた喜びに、恵麻と仁に抱きつくかすり、明日香、何故か由飛も。
明日香のとこだけ「柔らかい塊が押し付けられる」って出したのは一番胸が大きいからだろうけど、でも、それ、かすりへの当て付けですか?

恵麻「嘘おっしゃい!ちゃんと話は聞いてるんだから!色々と汚い手を使って仁くんに嫌がらせしてるんでしょ!」
何故か、また朝礼に混ざるキュリオ店長板橋が弟溺愛モードの恵麻にひどい仕打ちを受ける。この話を吹き込んだのは、やっぱり里伽子なんだろうか。手段を選ばないなぁ、あの娘。

かすり「久々に見たねぇ…弟溺愛モード」
明日香「これがないとファミーユって感じがしないもんね」
お前ら楽しそうだなww




○11/4 二度目の宣戦布告(玲愛強制)
ファミーユの激安価格設定に驚く玲愛。「本気で頑張れ」と玲愛に言われたから、その通りにしたんだ言う仁。ちょっとカッコイイぞ。

仁「ありがとう・・・花鳥さん」
素直にありがとうを言われて、ついつい照れる玲愛。玲愛が仁を気になり始めたのはいつからなんだろう。既に脈ありな感じに見えるのだが。

恵麻の旗振りでダンピング作戦を敢行するファミーユ。ケーキ全品200円。従来価格の50%オフという投げ売りお買い得プライス。国際通商だったら貿易摩擦で国際問題になるレベルだぞ。

恵麻「具体的な目標を立てるわ。販売数でキュリオを上回るのに1月。売上で上回るのに、もう1月」
仁「ね…姉さん…」
恵麻「倒すわよ、キュリオ。みんな、気合入れて行きましょう」

目標まできちんと立ってて、妙にちゃんとしてるのが恵麻らしくない。仁の思う通り、これは里伽子の差金だろう。もー、結局世話焼いちゃうのか、あの娘は。仕方ないなぁ、里伽子は。

玲愛に恵麻の話をしていて、にやけ顔を指摘される仁。恵麻からもにやけていると言われる。玲愛が指摘したのは恵麻と一緒に働けるからかもしれないけど、恵麻が指摘したのは玲愛にちょっと良いカッコが出来たから出てしまった笑みなんじゃないだろうか。自覚はなさそうだが。

玲愛「何よ・・・美味しいじゃないのよっ」
恵麻のマドレーヌを一口食べての定番セリフ。思わずニヤリ。




○11/6 虫除け(里伽子通常)
里伽子を旅行に誘う初登場キャラの堀部君。同じゼミの仲間らしいけど里伽子の態度は至って冷淡で、仁に対する姿勢とは大違い。

里伽子「あたしが君たちと旅行に行ったところで、何かが得られるとは到底思わないんだけど」
これ言われたら、泣いちゃうかもしれないな。可哀想な堀部。

「仁は大学やめてない。休学するだけよ」
「それにあたしたち、別に切れちゃいないし」
「今日も仁の部屋から直接大学来たの。おわかり?」

まるで仁と交際しているかのような里伽子の口ぶり。って言うか「かのような」じゃないな。これは里伽子は「仁と付き合ってる」と明言している訳で。そんな時に仁がタイミング悪く(?)登場。里伽子が大急ぎで眼鏡を外すのが可笑しい。

里伽子「ちょうど良かった。今日はもう講義ないから一緒に帰ろうよ。晩ごはん作ってあげる。」
仁「いや、お前は…」
里伽子「行くよ仁。じゃ、そういうことで、堀部君」

“『俺の部屋になんて、もう半年も来てないだろ』”
仁は内心で思うわけだが、半年前って六月初旬か。家事があったのが6月18日だから里伽子と仁の仲がピークだった頃、というか、その直後にガタッと溝が出来る訳で。

里伽子「感謝しないわよ。仁が大学やめなきゃ、こんな面倒ごと、起こらなかったんだから」
二人きりになった途端に態度が豹変。どういう気持ちでこれを言ってるんだろうなぁ、里伽子は。仁が大学やめてから男が粉かけてくることが多くなったようだ。

仁が大学にいた頃は、里伽子と仁は公認カップルだったようだ。これは里伽子の作戦で、自分の虫除けと共に仁に虫がつかないようにしてるのと、周囲からの認識に現状を後から追いつけてしまおうという魂胆なんだろうなぁ。

里伽子「そっか…それで、会いに来て、くれたんだ。ふうん…ふぅぅん…」
ファミーユ再建策についてのお礼を言うために会いにきた仁。しらばっくれながらも、仁が来てくれたのが嬉しいのか「ふうん」が弾んでる。

里伽子「でも無駄足だったわね。当方、そのような美談には、一切心当たりがございません」
里伽子「………」←ふふふっ、っていう楽しそうな笑い声
目に見えてご機嫌な里伽子は往復30分の無駄足をして駅まで仁を送る。

仁は、自分が会いに来たから里伽子の機嫌が良いんだ、ってところまでは理解できている。それは勿論、仁にとっても嬉しいのだが、「また俺が誤解する」と内心は複雑。誤解じゃないけどな、それ。




○11/7 まぁでっかいケーキ(恵麻通常)
恵麻の仕込みを手伝う仁。たかが卵の泡立て要員と侮るなかれ。電動泡立て器は言語道断らしい。

恵麻「大きい方が良いに決まってるじゃない。」
仁「だから、その、お好み焼き屋のおばちゃん的な思想はやめてくれよぉ」
ワンホールの六等分を200円で売ろうとする恵麻。お好み焼き屋のおばちゃん、という例えは言い得て妙である。洋菓子職人のお高く止まった感がない恵麻。

かすり「・・・水がいらなすぎて入っていけない」
水入らずは油に水が混ざっていないという意味からの言葉。
つまり、恵麻と仁が混ざって油になっちゃうんですね。洋菓子店だからバターか?エロいなぁ。




○11/8 ケーキは売れる。料理は残る。(恵麻通常)
飛ぶように売れるケーキにご満悦の恵麻。焼いても焼いても空になるショーケース。ついつい、堪え切れずに更衣室で笑っちゃうくらい。

恵麻「凄い…凄い。売れてる…わたしのケーキ、めちゃくちゃ売れてるじゃない!」

しかし、こんだけ必死に作っても赤字かトントンぐらいなのか。やはり薄利多売というのは小規模店舗には厳しいな。販売量が安定すれば大きく仕入れて原価を下げることも出来るわけだが。

ファミーユの経営は人件費については少数精鋭で効率良くというブラック企業仕様で、販売は下手すれば売れても赤字の薄利多売方針。体制としてかなり危ないんだけど、これが出来るのは従業員が健康で、安くて美味いケーキに圧倒的な自信があるから。

安くて美味いケーキの販売量は確実に伸びていくはずだから、客を処理するホールの能力とケーキの生産能力とが、十分な利益が出るだけの販売量をこなせるレベルにあるのなら確実に人気店になれるわな。

一方の仁は軽食の注文が少なく、かすり曰く「まかないのおばちゃん」状態。かすりが頼んだ、ナポリタンとエビピラフのハーフアンドハーフを薄焼き卵で包んでケチャップかけた奴って美味しそうだな。




○11/9 いっつも二番目(里伽子重要)
急に仁が来て驚く里伽子。慌てて眼鏡を外す。眼鏡のところを見られたくなかったのか、里伽子の態度が剣呑だ。店は繁盛していて、大学は休学中で、どうしてここに来るのかと尋ねる里伽子。



仁「最低でも週に一回くらいは里伽子に会いたいじゃん?」
不機嫌な顔になる里伽子。でも、割と内心嬉しいんじゃないかと思うんですけどね。いや、冗談っぽいのがむかつくのか。

里伽子はノートを取るところを仁に見せない。左手が使えなくなって、まともにノートが取れてない。そんなことに気付くはずもなく、仁は里伽子の邪魔にならないように、と席を立つ。

仁「ああごめんなさいよ、その前に一つだけ」
里伽子「…トレンチコートの刑事さんかあんたは」

刑事コロンボ。今はこのセリフ、日本では杉下右京のセリフとしての方が有名ですね。“うちにはカミさんがいないから”って部分から間違いなくコロンボだと分かります。いや、仁、お前のかみさんは目の前の女性だ。

礼として水曜日に食事を奢りたいと言う仁、心当たりがないという里伽子。里伽子のことをそれなりに分かっている仁は、もうちょっとで墜ちそうだと見て粘る。もうちょっと深い部分まで里伽子のことが分かってたら、お互い苦労しないのにねぇ。里伽子がもう折れる、というところで恵麻から電話。

水曜日は恵麻の月例会があることを思い出した仁。「里伽子は自分が恵麻を優先することに理解がある」と仁は思い込んでいるし、里伽子自身もその思い込みを肯定するような態度なんだけど・・・里伽子さん、机を蹴っ飛ばして教授をビビらす程度にはお冠です。




○11/10 二人は仲良し?(玲愛通常)
定休日、部屋でゆっくりしている仁を尋ねる瑞奈。

瑞奈「いつも玲愛がお世話になってます~」
仁「してない、全くしてない」
多分即答だったんだろうな。こういうやり取りを見ると、主人公にもボイスが欲しくなる。僕は基本的に主人公のボイス賛成派です。玲愛がファミーユを褒めてたという情報を仁に流す瑞奈。背後に玲愛が迫っていることを気付きもせず「ジュリエット花鳥」とか言ってしまっているが。

玲愛「ハムレット川端・・・あなたに生か死か、選ばせてあげるわ・・・」
シェイクスピアは基礎教養ですよね。「川端~、後ろ後ろ~」はドリフです。志村けんの後ろから幽霊が迫るコント。

瑞奈「アイコンタクトで脅迫?やっぱり、通じ合っちゃってるんですね~」
この人、玲愛の怒りを買いながらも手を緩めない。なかなか勇敢だな。

仁からリンゴを奪い、齧ってから一言
玲愛「わらひがあんらやはみ~ゅをみろめらことらんて、ほれっぽっひもらいんらからねっ!」
これ、全然喋れない状態で憎まれ口を叩く玲愛が可愛いってことで良いのか?




○11/10 月例会(恵麻強制)
月に一度、姉弟の会食。恵麻は「デート」なんか言っちゃってるし、仁くんに腕絡ませてるし・・・なんだかなぁ。

仁が高村家の養子になって、来年1月で10年。両親を事故でなくし、歳の離れた兄と二人きりになった仁は母親の兄に当たる高村の家に引き取られた。そこの娘が、彼の従姉で初恋の人だった恵麻。

恵麻「今日からは…本当の、お姉ちゃん、だからね?」
それを言われた仁の心中は当然ながら複雑なものがあった訳ですが、一方言った方の恵麻の心中は…?

母から縁談の話。気が進まない様子の恵麻。「中古品だし」と茶化しつつ真面目に考えることを進める仁。いや、中古って言い方は…いや、その…あの…うん。苦笑

「仁くんは、わたしがもう一度お嫁に行っちゃってもいいの?」
「『どんなにいき遅れても、俺がもらってやるから大丈夫』って仁くんが言ってくれたから、今まで次々と断ってきたのに~」
恵麻の問題発言。その中で明かされた仁の問題発言。高校卒業して家を出た恵麻に当時高校入学前の仁が言ったというけど、その年でその姉弟関係ってどうなのよww

恵麻が一度お嫁に行くのも、二度行くのも仁にとっては変わらない。一度とゼロの間には無限に近い差があったけれど。もう恵麻は仁にとって手に入らない存在になってしまっているんだ。




○11/11 むずかし~(かすり通常)
忙しい店内。恵麻が戻ってきただけでは満足せず「里伽子がいたらなぁ」とか思っている仁。おいおい、未練がましいぞ。しかも、これはかすりのイベントだ。

「ちょっと仕上げを任せて欲しい」と恵麻に頼むかすり。下積み二年。いつまでも恵麻のサポートだけしているというのも寂しい物があるのだろう。が、教え下手の任せ下手の恵麻は10秒もかすりの作業を見ていられない。自信喪失気味のかすり。励ます仁。

仁「も、もう紙一重だってば!かなり姉さんの手際と味に迫ってる…と思う」
かすり「その紙はきっと壁紙で、裏側に分厚い壁がくっついてるのよね~」

軽口を叩いてはいるものの、凹み方は深いようだ。




○11/12 第2クォーターエピローグ
仁の居残り仕事。恵麻を付き合わせると悪いから帰るように仁が言う。

恵麻「ごめん、気が利かなかった。そういうことだったんだ~」
恵麻「それじゃあリカちゃん、ごゆっくり~」

ま、恵麻の誤解なんですけどね。里伽子さん流石っす。でも、店に入ってきた時の様子から察するに、里伽子自身も二人きりってのは想定してなかったのかもしれない。いや、或いは照れてるだけ?

店の軽食メニューを端から頼む里伽子。
里伽子「別に時間は気にしないし、毒見要員は沢山いた方がいいんじゃない?」
仁「なんで…」
里伽子「そろそろ頃合かなと思って」
仁「なんの…?」
里伽子「仁が、落ち込み始めるのの、ね」

恵麻のケーキが飛ぶように売れる一方、今一つ売上を伸ばせない軽食メニュー担当の仁がそろそろ悩み始める頃だと読んだ里伽子。仁のこと、何でも分かってるんだなぁ、この人は…。

“姉さんと里伽子の間には、ときどき、俺の入り込めない“秘密”が存在する。”
里伽子が恵麻に助言した件について仁は内心で言ってるんだけど、この“秘密”の部分をもうちょっと膨らましてくれたらシナリオ的にもっと面白かったのかなぁ、って思ったり。里伽子と恵麻との間にどんな遣り取りが存在していたのかは気になるところ。

里伽子「そんなに料理したい?」
仁「いや全然」
里伽子「………」
仁「別に俺、料理が趣味な訳でも、得意な訳でもないしなぁ…」
里伽子「そのくせ負けず嫌いなんだから…」
仁「ケーキが採算取れない以上、軽食で稼ぐしかないと思わんか?」
里伽子「で、本音は?」
仁「何でみんな俺の作ったものを食わないんだよ!」

ちょっと長いけど丸ごと引用してしまった。軽ーく仁の本音を引き出してくる里伽子。仁にもボイスがあればここのテンポも素晴らしく良かっただろうに。やはり主人公ボイスがあるという一点だけをとってもダメ恋は素晴らしい。



里伽子は食べる姿を仁に決して見せようとしない。それには深ーい、深ーい理由があるわけですが。仁は気付かない。それを不審がって金たわしを火にかけながらフロアを覗き見た仁は、眼鏡をかけて食べている里伽子を目撃する。

仁が戻ると、里伽子は眼鏡を外していた。里伽子は眼鏡を掛けてるところを仁に見せない。仁はそれを“俺に対して飾ろうって思ってくれてる”と感じる訳だけれど、どうなのかな。その点については、多分そうなんだろうな。

無理をさせないようにゆっくり作ると言う仁。少し戸惑って、少し嬉しそうな里伽子。くそぅ、可愛い。

散々仁の作ったものを貶した後、黄金チャーハンを食わせろという里伽子。思い出の品ですから、別腹ですよね。仁としては里伽子がそう言ってくれるのが嬉しいような、でも、今の二人の関係からすると複雑なような。

夏海経理・企画・営業部長の提案により、オムライスとカルボナーラとタマゴサンドの卵縛りメニューへ変更。



今日はここまで!!