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創作小ネタ

パルフェ創作小ネタ02

里伽子がパルフェに復帰するSS的な。

里伽子 復帰の朝
瑞奈「あー、もう、店長、ここにいた」
板橋「川端くん、ちょっと静かに」
瑞奈「玲愛呼んでますよ。で、なにしてるんですか?」
板橋「お向かいに動きがあったみたいだから偵察をね」
瑞奈「普段ずかずか入ってるんですからのぞきなんてしなくても…」
板橋「そう思ったんだけど、ちょっと店内の空気が違うんだよねぇ」

仁「そういうわけで、こちらが今日から復帰する夏海里伽子、です」
里伽子「夏海です。迷惑をかけることも多いかもしれませんが、よろしくお願いします」
明日香「てんちょ、今、なんか迷ったよね」コソコソ
かすり「『さん』とかつけるべきかと思ったものの、後が怖くて、みたいな」コソコソ
明日香「でも、なんか、てんちょの身内っぽい感じになったよね」
かすり「もー、それは事実でしょ、明日香ちゃん」ニヤニヤ
明日香「そっか、そうだよねぇ」
仁「そこ、静かに」イライラ


里伽子 復帰の昼
玲愛「ん?」
瑞奈「どうしたの?」
玲愛「瑞奈、リボン曲がってる。あと、お客様に見えるところで私語をしない」
瑞奈「で、どうしたの?」
玲愛「ファミーユ、何か雰囲気変わった?」
瑞奈「そう?」
玲愛「いつもよりちゃんとしてるような」
瑞奈「見てるねぇ、ファミーユ」
玲愛「………」
瑞奈「あ、あぁ、そういえば、夏海さん、だっけ?復帰したみたいよ」
玲愛「…そうか、ついに来たのね」

里伽子「明日香ちゃん、七番テーブルバッシングお願い。その後11番さんのオーダー」
明日香「は、はい!!」
里伽子「恵麻さん、上方修正です。15時までにもう2ホール追加で」
恵麻「は~い。…なんか懐かしいわね」
仁「あの、奴隷を監督するような視線を注がれて温かい気持ちになれるんだから、やっぱ姉さんは姉さんだよね」
かすり「あなたに~会ったその日から~恋の奴隷になりました~」
恵麻「かすりちゃん、仁くんに一目惚れしたのはリカちゃんの方じゃない」
かすり「あ、そっか」
仁「いやいやいやいや///」
里伽子「無駄口叩かない」
全員「はいっ!!」


里伽子 復帰の夜
仁「明日香ちゃん、手伝うよ。テーブル拭けば良い?」
明日香「あれ?てんちょ、伝票は?」
仁「やってたんだけどさ。ちょっと追い出されちゃって」
明日香「あれっててんちょの仕事じゃないの?」
仁「あ…うん」
明日香「そういえば、フロアへの指示出しとかも」
仁「あははは」
明日香「摂関政治?」
仁「いや、折檻はされないけど」
明日香「いや、同音異義語は分かんないって…」

恵麻「そういえば、リカちゃん、今日眼鏡してた?」
仁「え、何で?」
恵麻「リカちゃん、近視よね?」
仁「うん。極度の」
恵麻「なんで見えてるの?」
仁「コンタクト、また使い始めたんだ」
恵麻「どうやって!?」
仁「いや、毎朝俺が入れてやるんだけど」
恵麻「えぇっ!?」
仁「最初は難しかったけど、慣れると割と…あれ?姉さん?」
恵麻「う…うそ…二人の顔が…そんな…近くに…」
かすり「あー、また地雷を。はいは~い、恵麻さん帰ってきて~」

里伽子「んー」
仁「お疲れ。ほら、飲め」
里伽子「ありがと。皆は?」
仁「もう帰った」
里伽子「ふぅん」
仁「うん」
里伽子「お疲れ様」
仁「お疲れ様。どうだ?久々だったし、きつくなかったか?」
里伽子「別に何もしてないし。あ、今日の分の計算出来たから」
仁「俺よりよっぽど速いでやんの」
里伽子「先週の平均値より売上・利益ともに微増。」
仁「里伽子効果?」
里伽子「従業員を一人増やすのに見合うレベルじゃないわね」
仁「お前、辞めるとか言うなよ」
里伽子「言わないわよ。節税のための家族従業員だと思えばプラスになるし。ただ、950円はもらいすぎよね。他の娘への示しもつかないし」
仁「皆納得してると思うけどなぁ」
里伽子「あたしの気が済まないの」
仁「じゃあ、いくら?」
里伽子「719円。法律で定められた最低賃金(06年東京都)。あ、でも研修中ってことにすればもっと…」
仁「あんな偉そうな研修期間バイトがおるか」
里伽子「そう?」
仁「明日香ちゃんが、どっちが店長か分からないってさ」
里伽子「何もしてない仲間?」
仁「このやろ…」
里伽子「冗談よ」
仁「………」
里伽子「………」
仁「あ、あの」
里伽子「何照れてんのよ」
仁「いや、だって。それにお前も」
里伽子「そうだけど」
仁「照れ隠しに経営の話すんなよ」
里伽子「話題が他になかったの」
仁「………」
里伽子「………」
仁「着替えるか?」
里伽子「…うん」
仁「思い、出しちゃうな」
里伽子「黙ってなさい」


END



里伽子が復帰して締まりが出たファミーユの話。
夜のファミーユに二人きりでお着替えということで、ちょっと思い出を噛み締めちゃったり、照れちゃったり。

パルフェ創作小ネタ01

SSです。
里伽子ルートの後の話だと思ってお読み下さい。

○仁が風邪を引く 朝
玲愛「仁ー、姉さんから聞いたけど大丈夫?」
インターホン連打
ドア開く
玲愛「あ」
里伽子「どうも」
玲愛「えーっと、その…」
里伽子「忙しいのに心配してもらってすみません。仁、薬が効いたみたいで今寝てますけど、ちょっと熱高くて。あ、今日はずっと私付いてるんで大丈夫です。それ差し入れですか?いつもありがとうございます。では。」
ドア閉まる
玲愛「………あれ!?」


○仁が風邪を引く 昼
仁「なぁ。」
里伽子「どうしたの?何か飲む?着替える?あ、お腹減ったならおかゆあるけど」
仁「…出来た女だなぁ、お前」
里伽子「用がないなら喋ってないで寝てなさい」
仁「いや、お前、大学行かなくて良いのか?」
里伽子「行ってもノート取れないじゃない」
仁「いや、でも。」
里伽子「便利な生活に慣れちゃうと、なかなか一人で行く気にならないのよね。」
仁「…早く治すよ」
里伽子「ま、久しぶりに仁の世話を焼くのも悪くないけどね」


○仁が風邪を引く 夕
恵麻「仁くんが!仁くんが!仁くんが仁くんが仁くんが!!」
かすり「はいはい、恵麻さん。リカちゃん行ってるから心配要らないって」
恵麻「それはそれで何か、その、うぅぅぅぅ」
由飛「玲愛ちゃんが朝寄ったら門前払いだったって」
明日香「里伽子さん、こゆとき抜け駆けするよね」
かすり「仁くん構ってるときのリカちゃんはゲームバランス崩すレベルだからね~」

里伽子「くしゅん」
仁「うつった?」
里伽子「うつってたら、今度は仁に看病してもらわなきゃね」
仁「寝込むなら水曜日にしてくれ」
里伽子「いやよ。定休日は仁と出かけたいもの。」
仁「…可愛いやつ」



里伽子スキーぶりを発揮した小ネタでした。
たまにこういうの書きます。