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戯画「パルフェ」プレイ日記5 恵麻4

今日は第4クォーターです。
ルートは恵麻・里伽子ルートで確定。
ネタバレ注意。


○12/1 第4クォータープロローグ
クリスマス商戦へ向けて、ファミーユ店員大集合。

里伽子に助けられて到着した由飛。由飛に代わって謝る仁。機嫌を害する里伽子。だって何か、(由飛+仁)+里伽子みたいな感じになっちゃうもんね。
里伽子はここで右手だけでブーツを脱いでいます。一つ疑問なのは着るのに手間がかかる服をあまり着なくなった里伽子がブーツを履いている点。パンプスとかならもっと楽なのに。

明日香の私服はバイトしてる高校生もとい学園生にしては地味だ。飲み会ばっかしてる大学生より交際費が安いわけだから、もっと服に金使ってても良さそうなものだが。

半年前の火事の話。
仁「全員、怪我一つなかったんだし、それだけでも幸運だったって思ってるから」
少なくとも仁はそう思えている。恵麻はそう思えるようになってきている。
結局復興とは人の心なのだ。
でも、里伽子は一生ものの傷を負ってしまったんだけどね。里伽子がこの位牌に手を合わせる気になれないのは、位牌なんてそれ自体には意味がないものに拘ってしまったために、取り返しのつかないことになったからなんだろうなぁ。あと、手が使えないのも関係してる?

クリスマス商戦の会議も参謀里伽子が主導するんですね。お前ら里伽子に給料払えよ。
で、クリスマスケーキはワンホール1000円の売り切り前提価格。

かすり「頼もしいこと言うねぇ、一番おっぱいがデカい割には。」
明日香が一番なんだよねー。恵麻と里伽子が若干悔しそうなのはちょっと可愛い。

仲良さそうにじゃれ合う仁と由飛に里伽子が一言「そこ通れないんだけど」
里伽子様が私怨に燃えていらっしゃいます。


○12/7 波紋(恵麻・里伽子重要)
ジョジョの初期、とかは全然関係なく、いきなり恵麻VS里伽子の山場。

クリスマスケーキの試食会。
これはまぁ、つつがなく終わりまして。相変わらず恵麻のケーキは絶好調。

クリームをつけてる仁の口を拭こうとして、手を引っ込める里伽子。このびみょーな線の引きっぷりはなんなんでしょうね。バトンタッチされた恵麻は何も気にせず弟を甘やかす。仲の良すぎる姉妹ぶりに複雑そうな里伽子。

空気を変えるためか、たまたま思い出したのか、ファミーユ発足当時の話。脳天気な姉と、それに追随してしまう弟の世話を焼き続けてきた里伽子。損な役回り。

里伽子がファミーユに顔を出してくれるようになって良かった、と言う恵麻。
恵麻「しばらく、連絡くれなかったから嫌われちゃったのかなって…」
里伽子「…何か心当たりでもあるんですか?」
空気が凍る。
里伽子が一番仁を必要としていた時に仁を独占していたこと、とか?

電話で席を外す仁。
仁と里伽子の交際について言及する恵麻。それは地雷だと思うんだけどなぁ。
「仁のために戻ってきてほしい」と言う恵麻。「恵麻の力になりたいから助けてほしい」という仁。姉弟の結合の強さが里伽子を傷つける。

里伽子「そんなに仁が心配なら、恵麻さんが、慰めてあげればいいじゃない」
仁にとって恵麻以上になれない里伽子に、恵麻は仁を助けて欲しいと言う。そんなの里伽子が耐えられるはずもない。

里伽子「もしかして、まだ旦那さんを愛してます?3年も前にいなくなった、仁にそっくりな人を?」
どうやらこれは、恵麻にとってあまりにクリティカルな一言だったようで。
一人は恵麻に「仁の代わりでも良い」と言って結婚した、なんてことを里伽子が知るはずもないけれど、里伽子は恵麻の仁に対する気持ちが分かってた訳ですね。

言ってはいけない言葉だったと気付く里伽子。謝って、店を飛び出す。
残される恵麻。その恵麻を直視できない仁。


○12/10 まわり道(里伽子重要)
里伽子を送っていく仁。マンションまで10分はあるのに「ここまでで」と言う里伽子。
仁は、要約すると「お前といると癒される」なんてことを言ってるわけで、つまり「送っていく少しの時間でも一緒にいたい」ということで、いやぁ、なんとも諦め悪いなぁ、仁くんは。でも、諦めさせない里伽子にも責任はあるよね。

どんどん歩くのが遅くなる仁。気付く里伽子。口に出してしまう辺り、不器用なのかも知れない。仁と一緒に過ごす時間は里伽子にとっても居心地が良いはずなのに。

まわり道をしたのは、里伽子と一緒にいる時間を長引かせるためだけではない。仁が「勘違い」をして二人がキスをした場所だから。そのことを了解済みの二人は決してそれを口にしない。

部屋まで送り届けて「また明日」の約束をして、別れる。里伽子にとってはここがボーダー。仁は里伽子との距離感を探りながら半年間を過ごしてきたんだなぁ。
里伽子が仁を部屋に上げないのは左手が使えないために生活が激変しているのがバレるから。部屋の様子についてはRe-orderで追加されたショートストーリーに詳しい。

里伽子と話して元気を出した仁。
「ね、お茶でもどう?」のセリフを使えないまま用意し続けた里伽子。
ままならないなぁ。


○12/18 怒涛の新メニュー(恵麻通常)
経営感覚のないパティシエール恵麻はこの期に及んでメニューを増やしたがる。そりゃ、仁くんも怒りますわな。

かすり「え、えーと、ここは一つ、わたしが一両を負担するということで…」
仁「黙れ忠相」
かすり「上様!?」
大岡越前の名裁き「三方一両損」の話と暴れん坊将軍。
ダメ恋にも大岡越前の話は出てきたね。
美都子をどっちが面倒みるかって話で姫緒と理くんが揉めて、譲歩した理くんに姫緒が「家裁の判事が忠相なら私が負けてた」って言うんだ。

姉弟が対立した時に、意外とかすりが気を遣ってるんですよね。普段はかなり適当なのに。


○12/21 ちっともあきらめとらんじゃないか(里伽子重要)
里伽子「えらい人のお誕生日は明後日。キリスト教徒のお祭りは三日後。そしてあんたはえらくもなければ浄土真宗」
このセリフで思ったのは、里伽子は仁が何の宗派なのか知ってるのか、ということ。位牌の形とかでも分かるんだっけ?

やっと里伽子を飲みに誘うことに成功した仁。
この前は「10分くらいで落ちそう」だった訳だが「何故だか、相当ヘソを曲げてた」里伽子。理由は勿論、月例会を優先されたからでして。

知り合った頃の思い出。新歓コンパで一次会、二次会、三次会と進んで気付いたら里伽子と二人になっていた仁。でもこれって、要は里伽子が上手いこと仁を捕まえたってことなのかしら?潰れたところを家に連れ込まれちゃってるし。

由飛について「誰かさんの扱いが違うからじゃない?」と呟く里伽子。面と向かっては言えないけれど、こうして聞こえない程度の言葉にしてしまうのは、結局のところ仁に知ってほしい気持ちが多少なりともあるからで、里伽子の心中は複雑怪奇。

約束の二時間を過ぎても帰る様子のない里伽子。やっぱりこうして二人でいるのは余りに居心地が良くて楽しくて、それでまた、距離を測り違える。里伽子の手に触れようと伸ばされた仁の手が空を切る。
これが左手じゃなかったら里伽子は許してたかも知れない。左手が動かないのを知られそうになるという状況が、やはり仁と自分は恋人にはなれないという致命的な決意を思い起こしてしまった。

「…なに、してんのよ?」
非難と戸惑いと焦りと少しだけ甘さが感じられる。一瞬の中の複雑な心境を表した演技が素晴らしいなと思った。これ以降は仁を拒絶しなきゃいけないという決意から来るセリフだから、この一言とはニュアンスが異なる。

やはり里伽子を女性として好きな仁。仁とそういう関係にはなれないと拒む里伽子。恋人にはなれないけれど大切な友達でいる、という選択が無理であることを改めて知った里伽子は別れを告げる。

里伽子が去った後の席に涙の粒。それに一縷の望みを託して、仁はクリスマスイブに決着をつけると里伽子に宣言する。
「なに聞いてたのよ…あんたはぁ…」
ここから先のセリフも里伽子の複雑な心情を良く表してる演技で声優さんの力量を感じると思う。最後まで強く拒絶できないところとか、やっぱ仁に弱いなぁ、とか思ったり。滑舌そんなに良くないけど、それも却ってナチュラルで良いかもしれない。

里伽子を諦めない仁。里伽子は仁の恋人になることを諦めようとするのに、それを許さない仁。里伽子は揺れる。


○12/22 本当の四回忌(恵麻重要)
休日の朝九時に恵麻が起きている、という状況に驚く仁。恵麻が朝から仁を呼んだのは二人だけで一人の四回忌をするため。

一人の思い出 仁への溺愛ぶりで恵麻と一人が喧嘩をした話
それがきっかけで一人と付き合いだしたという恵麻。自分が初恋の人のキューピットをやってしまったことを後悔しても仕方ないものの悔いてしまう仁。

飲み進めて夕方。
三年前に一人を失った時よりも、一人のことを愛していると言う恵麻。その言葉に仁がちくちくと痛みを感じる一方で恵麻は結婚当初から深く愛していたかというと…なんてことまで言ってしまう。
恵麻「あ、そりゃ、好きだったわよ?凄く優しくて、時々厳しくて、でも基本的には甘くて。紳士で、頼りがいがあって、顔は仁くんそっくりで」
最後の部分はNGすぎるだろーよ、お姉ちゃん。

一人のプロポーズの言葉について言及した恵麻。仁は眠ってしまい、それを聞くことは出来ず。一人がプロポーズの言葉で突いた「痛いとこ」とは?


12/23 ちょっと充電(かすり通常)
翌日ほどではないものの、結構忙しい「えらい人の誕生日」であるところの祝日。
「頑張ったら何かご褒美もらえるのかな?」と言ってみるものの、それ以上を言えないかすり。パッケージの説明では「一見清楚だが」って書いてある。かすりが一見清楚かはともかくとして、実際のところかなり奥手であるのは確か。


○12/24 両者完売(恵麻・里伽子True)
クリスマスイブ当日、という言い方は本来の意味からすると甚だ不自然ではあるが、ついにこの日。人気喫茶店の朝は早い。そして客の朝も早い。

迷うお客さんにニコニコしながら時間を稼ごうとする明日香が可愛い。しかし、客商売としては大変ありがたいことに、ファミーユの店員個々人にとっては単に大変なことに
、飛ぶように売れるケーキ。並ぶお客。

由飛からブッシュドノエルの切れ端をもらった玲愛が「何よ、美味しいじゃないのよ」って言わなかったのが残念です。

芳美「クリスマスケーキの方も売れ行きいいみたいですし、これで安心して年を越せますね~」
瑞奈「儲かったお金で、お餅でも買うの…?」
安心して年を越せるってのは江戸時代には家賃とかツケの取り立てが年末だったからじゃなかったっけ?そういうのを全部支払って、餅を買うお金が残ったら良かった良かったっていう世界だったと聞いたような。

パティシエール二人のサポートでオペ看状態の仁。汗拭いたり道具出したりするのは「器械出し」って役割でしたっけ?
何故かおやつまで出させられているのはクスリと笑える。どさくさに紛れて「あーん」を要求する恵麻とそれに乗るかすり。

見事完売。キッチンで二人きりの恵麻と仁。
仁「シェア20%でも目指す?」
恵麻「素敵ねぇ…仁くんとわたしのお店が、五大陸のうちの一つを制覇」
仁「…南極大陸?」
この辺の軽妙なセリフ回しとか丸戸史明のらしさを感じてとても好きですね。

恵麻から売上四倍を祝う、25日0時からの祝杯のお誘い。
25日0時からの祝杯は24日の延長の「恋人のクリスマス」なのか、25日の「家族のクリスマス」なのか、戸惑う仁と「い~の!25日なの!」と主張する恵麻。

用事があると言う仁。それは勿論、里伽子との約束のこと。恵麻がこの辺を察せるのは、結局仁を巡って里伽子と同じ土俵に立っているからに他ならない。「行ってらっしゃい、リカちゃんのところに」と言いつつも「里伽子が来なかったら自分のところへ来い」とも暗に言っている恵麻。

恵麻にとっては仁への好意を家族愛以外の形で表すことは社会的な障害があるし、加えて「里伽子に譲らなければいけない」と思っているフシもある。仁と里伽子が上手く行かなかった責任の一端が自分にあることを自覚している。でも、ワンチャン狙ってるところがあるのは恵麻の弱さか。苦笑


さて、ついに次はルート突入です。