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戯画「この青空に約束を―」 六条宮穂(1)

さて、ご無沙汰しております。
「この青空に約束を―」を進めるのも久々ですね。
ちょっと時間がなかったものでして。

さて、宮穂ルートです。
今回は宮穂と航がくっつくまで。





六条宮穂
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出水川重工創業者の一族。高見塚学園の理事長の孫で、理事長代理とつぐみ寮の大家を務める。生粋のお嬢様だが、ゲーム開始時点から半年ほど前に航と出会って以来、徐々に独特のキャラクターを開花させた。

六条御息所とは、関係ないっぽい。プライドが邪魔して素直になれないとか、ってのは、どっちかっていうと浅倉奈緒子だもんな。
ま、それは良いとして。





新学期、長く続いた不登校から脱して高校に進学した静が心配で、航は1年の教室を覗き見る。周囲からの注目を集めていることに気付かない航に、宮穂が声をかける。

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【航】
「挙動不審とは何だ挙動不審とは…
 俺は畏れ多くも天下の副会長。ちなみに来年以降も
 『さきの副会長』と名乗り、影の影響力を…」

【宮穂】
「はいはい、
 副会長の御前であらせられることは理解しました。
 理解しましたからとりあえず向こう行きましょうね」


おっとりしてるんですけど、意外と強キャラなところもあったりするんですよね。結構、洞察力も鋭かったりして。
静は大丈夫だから、と自信を持って請け合う宮穂。航はその言葉を信じてみることに。実際、クラスは静に良い意味で興味津々の様子だし。





学校からの帰り道。
黒塗りの車が止まったかと思うと、後部座席から声がかけられる。宮のお嬢様ぶりを改めて感じた航。気後れして車に乗れないでいると、この一言。

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お嬢様なんだか、どうなんだか。。。航が「朱に交わって黒くなりかけている」というのも何だか頷けますね。奈緒子とかの影響ですか。




家事について海己に頼りっぱなしの状況を危惧した宮穂と静。若干危なげながらも夕飯を作っている。で、本来のつぐみ寮のシェフはどこかと言いますと、、、
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おい、こらwww
ま、海己は心配性なんで、それくらいしないと二人だけで頑張るなんてことは出来ないってのは分かりますけどね。
出来た料理は結構ちゃんとしていて、皆を驚かせる。ただ、話を聞くと何だか怪しい点がちらほら。

・麻婆豆腐
【宮穂】
「それ、お豆腐の水切ったのわたしなんですよ」


・バンバンジー
【宮穂】
「ですよね?それはわたしが作ろうって決めたんですよ」

・味噌汁
【宮穂】
「ダシの煮干し探すのに苦労しましたよぉ」


・焼き魚
【宮穂】
「チルド室でそのお魚を見つけたときに、
 わたしの中で勝負は決まりましたね」


結論から言うと、材料を切ったのも、火を通したのも、味付けをしたのも、盛り付けをしたのも静ということが判明しまして、宮穂は「口先き女」という名誉ある称号を授与されることになりましたとさ。





学校の側溝から落ち葉を掻き出す作業を英語教師の建部から言いつけられた航。誰かに手伝わせようと考えていたところ、鈍臭い宮が捕まってしまう。
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建部がやってきて、宮に手伝わせていたことを咎めるが、結局は航と宮とで作業をやり遂げる。

【宮穂】
「…嫌々やるのがいいんじゃないですか」

【宮穂】
「『先輩』に『命令』される理不尽さ…
 これこそが学園生活の醍醐味かなぁって」


このセリフにはなるほどなぁ、って思わされます。
進んでやりたいことじゃないけれど、仕方なくやるのは悪くないって物事は世の中に一定あるわけで。「自分から進んでやる」こと至上主義みたいな考え方もありますが、宮の言うのは一つの真理じゃないかと。



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屋根の補修をしている宮。圧倒的な不器用さを誇る彼女の手付きはどうにも危うい。釘とか曲がりまくってるし。航に声をかけられて気が散ったせいで、宮穂は指を打ってしまう。
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鈍臭いと言われることに抗議するものの、実際鈍臭い宮穂。で、どうして一応は深窓の令嬢たる彼女が屋根の補修をしていたかと申しますと、彼女がつぐみ寮の大家だからでして。

【航】
「大家と言えばぁっ!?」

【宮穂】
「店子も同然っ!?」


違う!違う!!
大家といえば親も同然。店子と言えば子も同然。落語の世界ですね。そうなると、こんにゃくよりもダメ恋っぽいけど。

【宮穂】
「これだけ頑丈に補強しておけば、
 まだまだ10年はもちますね」


宮穂は認めない。今年限りでつぐみ寮がなくなってしまうなんてことは。だから、今は人が住んでいない部分まで補修をするのだ。その気持ちを、航も汲む。

【航】
「重要文化財に指定されるまでは、な」


ちょっと良い話だったんですが、気を利かせすぎた(?)奈緒子が梯子を外したせいで、降りられなくなる二人。奈緒子の考えることは分からないなぁ。





マラソン大会辺りでは、そんなに目立たない宮穂ですが、寮生会緊急総会(?)の時に「先輩は名誉の無駄死だったんだから」と言っていたのが大変良かった。
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緊急総会と言う名の飲み会の後。
匂いだけですっかり酔った様子の宮穂が航の前に現れる。

【宮穂】
「酔ってるんでしょうか?わたし…
 だからこうして、先輩のお隣に図々しく座って、
 それでもって、ドキドキしてるんでしょうか?」


航は宮穂から、マラソン大会の顛末を聞き出す。疲れ切って、骨折して、航が寝ている間にマラソン大会はつつがなく終了したらしい。主に、奈緒子の陰謀によって。それに手を貸してる宮穂と沙衣里。

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六条家の一員としての立場もあるし、つぐみ寮に来て間もないのだから、あまり無茶をするなという航の優しげな言葉に腹を立てる宮穂。つぐみ寮と関わっている時間は長くはないけれど、彼女とて思いは一緒なのだ。
で、急に、自分は好き嫌いがあるという話を始める宮穂。

【宮穂】
「具体的に言うとですね…
 酢の物とか、小魚とか、お豆とか…
 あ、あと、練り物と、海藻類が苦手で」


酢の物、小魚、豆、練り物、海藻類。
おせち料理?

【宮穂】
「でも…でもでもでもですね…っ、
 今まで食べた中で一番のご馳走には、
 それが全部、入ってたんですよぉ」


【宮穂】
「また…食べたい。
 もう一度…ここで年を越したい。
 そう思っちゃ、いけないんですかぁ!?」



回想。半年ほど前。
宮穂の祖父六条紀一郎が亡くなった直後のこと。相続やら何やらの関係で、つぐみ寮がなくなることを伝えにきた宮穂。なるほどねぇ、それが二人の初対面だったのか。
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【航】
「つぐみ寮へようこそ。
 本気で何もないけど、大歓迎するから許せ」


海己手製のおせち(の残り物)を振る舞い、祖父である紀一郎の思い出話を聞かせようという航。質素だけれど、彼なりの、つぐみ寮なりの大歓迎。それが、宮穂にとっては随分と良かったようで。
この項の「あの素晴らしいおせちをもう一度」ってのが良いねぇ。





季節は夏になりまして。
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航の右手も治り、停学も明けまして、一ヶ月ぶりの登校ということになります。凛奈との仲が随分深まって、海己の気持ちが微妙なことになっているけれど、取り敢えずは平穏なつぐみ寮。




しかし、知らないうちに期末テストまで一週間しかないという現実。寮生会は総動員で航の成績底上げを図ることに。権謀術数を尽くして絶対に1位を譲らなかった奈緒子さえ、今回はトップを諦めても良いとの言葉。
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あの奈緒子が!?という顔をして怒られる航。
口に出して怒られる宮穂。





航の教室に来て「先輩をお願いします」とお願いする宮穂。当然のごとく伝わらないが、宮穂には何故伝わらないのか分からない。
で、取次をしたクラスメイトの一言

「でさぁ…あのコ、星野くんとつきあってんの?」

海己と凛奈が二人で勢い良く全否定。ニヤニヤする。
宮穂が航を「先輩」と呼ぶのは、二人が初対面の時、航が自己紹介しないままに随分と長いこと過ごしたから。具体的には、おせちの残り物を振る舞い、酒を勧め、正月番組をダラダラと見て、こたつで二人して昼寝。
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自分についての考察について、自分で要約する宮穂。
しかし、話している内容の重大さに反して、どうも雰囲気がない。



宮穂関連のイベントではないが、凛奈と静の風呂イベントの宮穂が良かったので、引用。
静を苦手にしている凛奈を、一緒に風呂に入らせることにしたつぐみ寮首脳陣。凛奈の背中を押したものの、心配な航は風呂の様子を窺おうと・・・というところで宮穂に捕まる。
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お嬢様の不穏当な発言。
しかし、宮穂は凛奈と静の緊張関係が第一印象の悪さからというより、その後の航を巡るアレコレであるということを把握してるんだな。やはり、洞察力が鋭い。




やってきた夏休み。
早速海にやってくるつぐみ寮の面々。ビーチバレーに興じるものの、運動神経に差がありすぎるチーム構成になった結果、鈍臭いチームはこんな状況に。
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漂う瘴気。
ちなみに、この二人は泳ぐことも出来ないらしい。




夏祭り。
航と一緒に縁日を見て回る茜に、テキ屋のおじさんが南栄生島名物の「合わせ石」について解説しようとした瞬間、お株を奪って話始める宮穂。
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ちなみに、この伝説を調べたのも宮穂の祖父紀一郎なんだとか。何者なんだ、紀一郎。で、絶妙なタイミングで出てきた宮穂は、結構前から二人をつけていた模様。

【宮穂】
「ええ、先輩たちがいつ茂みへと姿を消すか…
 おっと違った、お二人の仲睦まじい様子に
 声をかける機会を逸しまして~」


彼女の物言いは本当にとんでもないなww





六条家の執事・運転手の滝村に丁寧かつスマートに拉致された航。笑顔で丁寧だが、滝村は全く事情を話そうとしない。航も執事の鑑と苦笑混じりに賞賛するほかない。

六条家の別荘に連れてこられた航。庭には島のお偉いさんが集まっている。それを横目に年季が入った立派な部屋に通されると、ドレス姿の宮穂が待っていた。
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「先輩に、格の違いを見せつけてあげようかと」とか「高嶺の花っぽく振る舞ってみた」とか、そういう一通りの下らない遣り取りをしている中で、航がこの騒ぎの理由に気づく。
寮では着々と宮穂の誕生日会の準備が進むが、当の本人は屋敷で執り行われる誕生パーティのために欠席の模様。仕事の都合で急に父親が来たから、だとか。

まぁ、忙しい親御さんが誕生日だけは絶対宮穂の顔を見に来る、というのは悪い話ではない。プレイヤーの側から見ても良い両親だと思えるし、宮穂自身もそう思っている。ただまぁ、友達が祝ってくれる誕生日ってのも、大事ですしねぇ。
あれ?え?てっきり、残念だけど、つぐみ寮の誕生日会は・・・という流れなのかと思いきや、結局抜け出している二人。
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エスコートを要求する宮穂。ちょっと図々しいのが可愛いよね。
それを航も感じている。

みんなが宮穂を祝いたくて、宮穂がみんなに祝われたかった結果、六条家誕生会を早退し、つぐみ寮へという結論に。ちょっと身贔屓が入った結論であることを航が自覚しているのが良い。

ちょっと脇道に逸れるんだけど、血縁者との不和とかを前提にした同世代の若者の家族的な繋がり、みたいなのがこういうゲームではしばしば出てくると思うんだけれど、僕はそういうのはあまり良いと思わないんだよね。

ある程度説得力がある10代を描くには、学校があって、進路のこと考えなきゃいけなくて、家族があってという、面倒臭い一方でありがたい環境がないとダメだと思うんですよ。その辺、丸戸は良いなって思うんです。

あと、誕生パーティそのものを描かないのが良い。その方が味わいがあるってもんです。





宮穂は自由研究で祖父紀一郎について調べている。
50年前にイギリスから南栄生島にやってきて、英語教師として働き、二年後に六条家に婿入り。元の名前はウィリアム・エルガー。六条家に婿入りする以前について記録が残っていないので、その辺が気になっている模様。

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駄菓子屋のおばあさんに「良いコンビ」と言われて頬を染める宮穂。どうも、しばしば航への好意を見せ、口にさえするものの、それがどこまで本気なのか分からない。




自由研究二日目。
取材先について、航は気が進まない模様。それもそのはず、その取材先は航の厳格な祖父であり、島の大物の一人である、星野一誠の家。

【宮穂】
「はい、祖父の生前には大変お世話になりまして…
 このたびはご挨拶が遅れ、大変申し訳ありません」


育ちの良さを感じさせる隙のない立ち振舞に、厳格な一誠もやや同様気味。祖母の奈津江は航がガールフレンドを連れてきたことを喜ぶ。で、航は航で、普段の自分とは違う、祖父祖母の前でのちゃんとした自分を宮穂に見られることが恥ずかしい様子。「航ちゃん」とか呼ばれてるし。


で、どうして星野一誠に取材するかというと、ウィリアム・エルガーが二年間南栄生島で教鞭を執った時の教え子の一人が、この一誠だったから。

一誠が言うには、エルガーが南栄生島に対して抱いていた特別な思いの理由は、妻となる女性と出会ったのがこの島だからではないか、とのこと。エルガーは病気療養で南栄生島を訪れた六条のご息女と出会い、家庭教師を引き受け、恋に落ち・・・というありそうな話。

帰り道、滝村の運転する車で眠ってしまった宮穂。航の肩に頭を預ける形で。どうにも、気持ちを許しまくっているね、このお嬢さんは。

「これは申し訳ございません、星野様」と言いながら、宮穂を援護するべく寮の前を通り過ぎ続ける滝村が笑える。職務忠実ですね、素晴らしい。確か、このシーンが「ダメ恋」でネタになってたよね。




自由研究三日目。
本日は六条屋敷の書庫で紀一郎の著作物を探す。

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相変わらずの宮穂。
ここまでプレイしててやっと気付いたんだけど、宮穂のこういうところは、これまでのまるねこ作品では看板ヒロインが担当してたよね。ショコラの真名井美里とかパルフェの風美由飛とか。お嬢様式天然キャラは面白いけど、メインとしてはちょっとな、というところだったんですが、脇に回ると十二分魅力的ですね。

【宮穂】
「最近、先輩にぐいぐい縮められるせいで、
 上が伸びない変わりに、横に拡がりが…」

【航】
「俺のせいにするなよ…
 どこに肉がついたって?」

【宮穂】
「主に胸の辺りに…」

【航】
「…そこ片付けるからどけ」

【宮穂】
「照れてる!照れてるっ!大発見!」


航としても、宮穂をどう扱ったものか困っている様子。まぁ、そうそう簡単に手を出すわけにもいかないしねぇ。


ともあれ、発見された紀一郎の日記。彼らが求めていた通り、六条家に婿入りする前に書かれたものだった。が、一つ問題が。
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要は、英語で書かれていたということで。
ネイティブの手書きなんか結構英語力あっても読めないですよねー。

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結構、エルガーの赤裸々な恋心が書かれていて、盛り上がる宮穂。
しかしまぁ、読み進めるに連れて、徐々に気持ちがダレてくる。

【宮穂】
「お祖父さま…奥手にも程があります。
 お祖母さまは、明らかにサインを送ってるのに~」


あぁ、なるほど、そうやって、宮穂の祖父祖母と、明け透けに好意を示す宮穂と手を出さない航を対置させるわけか。上手いね。

ただ「彼女がどう思っているのかわからない」と悩み続けるエルガーと、宮穂の好意にはある程度気付いているが踏み出せない航というのは差がある。

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と、自分で言って自分で嫌なことに気付いてしまう宮穂。この理屈で言えば、航が宮穂に手を出さないということは、航は宮穂に好意を抱いていないということになる。途端に萎んでしまう宮穂。

今日は屋敷に泊まるから夕飯は要らない、と宮穂は航を一人で帰らせる。そして、窓から航を見送る。宮穂の豹変が分からない航。




自由研究四日目。
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南栄生島から数百メートル離れた泪島へ。泳げない宮穂はゴムボートを膨らませ、航に曳航を頼む。目的地は、泪島の洞穴。

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宮穂としては、知る人ぞ知る隠れスポットのつもりで航を連れてきたのだが、残念ながら随分昔から島の子供の遊び場にされていた模様。残念。

伝承によると平家の落人が5000両の財宝とともに島に落ち延びた、ってことなんだけど、当時の1両ってのは砂金18gぐらいだったと思うから、90kgで良いのかな?まぁ、どうでも良い話なんですけど。

どうもご機嫌斜めな様子の宮穂。祖父の思い出の場所が島の悪ガキに荒らされていたのが不満だったというわけではない。

【宮穂】
「段取り…最初から狂っちゃいました。
 どう立て直せばいいんですかぁ…」


暫く拗ねていたものの、やっと語り始める宮穂。
宮穂は8月13日、50年前の今日まで日記の翻訳を終えていた。

エルガーは宮子に自分が調べた島の伝承を話して聞かせたが、その中でも宮子が特に気に入ったのが「平家の落人」の話だった。そして8月13日、宮穂の祖父と祖母はこの洞窟にやってきた。

【宮穂】
「ねえ、先輩…
 ここで、クイズです」
「数十年前の、この日、この場所で…」
「お祖父さまが告げた、ある言葉を聞いて…
 お祖母さまは、感激のあまり、泣きだしてしまいました」
「さて、その言葉とは、なんでしょう?」


やはり、天然なようでいて賢いな、このお嬢さん。強制的にそういう空気を作ってしまった。表面上はクイズだが、実質、航に気持ちをはっきりさせることを強いている。
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航がどうしたものか長考に入っている間、宮穂は祖父母が残した落書きを探す。しかし、見つかったのは。。。
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このタイミングで、航と海己の相合い傘を見つけてしまう宮穂の運は最悪である。泣き出す宮穂。宥める航。
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航としては、今の宮穂との関係が居心地が良くて好きなのだけれど、どうも前か後ろか、どちらかに進まなければならない状況になってしまったようで。そんな話を本音で言い合う二人。
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でまぁ、どういう流れか、宮の擦り剥いた膝を舐めてやる航。一頻り舐めてやった後、何をやっているのかと正気に戻る。

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宮穂はすっかりご機嫌で、自分で傷口を舐めて間接キスを味わう。おいおい、ちょっと変態的ですよ。その光景に、ついに航の理性が負ける。


【航】
「その気になったから」

【宮穂】
「わたしを…お求めですか?」

【航】
「欲しい」

【宮穂】
「差し上げます…っ」


この、ちょっと滑稽な遣り取り良いなぁ。実に、この二人らしい。


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と、いうわけで、今日はここまで!